日差しが強い季節になると、熱中症に要注意です。
水分をこまめに摂取しようとか、適度に休憩をとろうとか。
メディアで注意を喚起していますね。
おもに熱中症にかかるのは、子どもと高齢者。
発症しやすい理由があるのです。
でも、一見健康そうな成人も熱中症にはかかることも。
他人事ではない、熱中症について朝礼スピーチしましょう。
熱中症にかかる原因
スピーチするために、基礎知識のお話をしますね。
熱中症とは気温が高い環境下に長時間いることで水分や塩分が失われ、身体の正常な機能に障害がでることです。
別記事»夏バテも似たようなものですね。
年代別、熱中症にかかる原因とは何でしょう。
子ども
子どもは身長が低く、地面から照り返した太陽の温度を直に浴びます。
また、汗腺が未発達で体温調節機能が未熟だから、熱中症にかかりやすいのです。
高齢者
体温を下げる機能が衰え、暑さを感じにくく、汗もかきにくいのです。
家にいても熱中症にかかります。
室内での発症率は全体の40%といわれるほど危険。
冷房をつけていても、部屋の窓際は外の気温とあまり変わらないのです。
健康な成人でも
外で仕事をする人はとくに気をつけましょう。
外回りの営業、工事現場…etc。
日陰で休める環境にあればよいのですが、そうはいかない場合もありますよね。
高所での建設現場は、日差しから身を守る場所が確保できない場合があり危険なんです。
ちなみに熱中症対策
総務省消防庁でわかりやすく教えてくれています。
- 部屋の温度をこまめにチェック ! (普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします)
- 室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を
- 上手に使いましょう !
- のどが渇いたと感じたら必ず水分補給 !
- のどが渇かなくてもこまめに水分補給 !
- 外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
- 無理をせず、適度に休憩を !
- 日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを !
出典:総務省消防庁
熱中症にかかったら
- 涼しい場所に移動する
- 服をゆるめて氷や保冷剤で、首、ワキ、足のつけ根を冷やす
- 塩分や水分を補給する
頭やおでこを冷やさないように気をつけます。
脳が、体温が下がったと勘違して体温を上昇させようとするからです。
つまり、逆効果なんですね。
ここから朝礼ネタ
【朝礼スピーチ】
タイトル:熱中症予防から学ぶ「合理的な判断力」
暑い季節になりましたね。
TVで熱中症のニュースが流れているのを見ました。
小学校で運動会の練習中(体育時間)、子どもが病院に搬送されたそうです。
疑問に思ったのは、毎年同じニュースが流れるのに、小学校で熱中症が頻繁に起こること。
「今日は日差しが強くて熱中症の心配があるから、外の作業は早めに切り上げよう」と判断はできないのかな。
どんな状況だと危険なのか、熱中症を予防するため何をするべきか。
さんざん問題になっているのに、同じ繰り返しなんですよ。
自分の子どもにも、外で長時間立たせたりするのかな?
結果はわかっているはずでしょう。
やってはいけないと自覚していることにはブレーキをかける。
仕事も同様で、やってはいけない、放っておいてはいけないこと。
注意深く取り組みましょう。
最後に
学校管理者や外で仕事する時の監督者は、熱中症指数モニターは絶対持っていた方がいいと思います。
みんなできをつけよう。
判断が遅れて取り返しのつかないことになる前に。