「給料が安い」と「あ~、もっとお金ほしい!!!」と思い、転職したいと考えるのは当然です。
でも、「そんな理由で転職していいのかな?」と迷いがありませんか?
退職理由を聞く側である採用担当の経験をもつぼくが、「給料が安い」を理由に転職することの正当性をお話します。
目次
給料が安いから転職したいと思うのは当然
当たり前の考えなんですよね。
仕事をする最大の目的は、「お金が必要」だからじゃないですか。
社会に役立つ仕事をするにしても、給料が支払われて「問題なく生活ができること」が条件でしょ。
会社に対して、ボランティアみたいに無償の奉仕はできません。
世の中の役に立つ仕事をしているから、お金なくっても平気! なんて人は普通いないはずです。
もし、いるとしたら稼がなくても生活ができるセレブでしょう。
そういう人は、「おほほほほっ」と高笑いしていてくださいなw
一般の人は、そうはいきません。
家賃払うのに必死だし、貯金もしないと不安になる。
給料が安いってことは、「深刻な悩み」だから転職したいと考えるのは間違っていませんよ。
「給料が安い」は転職理由ランキングで安定の上位
リクナビNEXTが転職経験者100人に退職理由を調査したら、なんと「給料が低かった」が退職理由の第4位に上がりました。
▼退職理由の第4位に給料が低かったとランクイン
(画像:リクナビNEXT)
手取り18万円のうち、7万円が残業代だったとか。
つまり、基本給11万円だと生活できないから、すすんで残業のある現場に回してもらっていたらしい。
同じく、厚生労働省の実施した雇用動向調査結果で、転職者約6万人を対象に退職理由を調査。
「給料等が少なかった」が男性で第4位、女性で第5位と上位にきています。
これだけデータとして検証されているんだから、みんな同じ思いなわけですよ。
「やってられなーい!」って気持ちが積もっていたでしょうね。
「給料安いのにもう上がらない」と思えば、不安で行動するしかなかったわけです。
言いかえれば、現状を変えたいなら行動するしかなかったんですよね。
どんな理由で給料が安いと感じるのか
ここまでは具体的な根拠を挙げてきましたが、次は「なぜ安いと感じるのか」を考えてみますね。
2つのパターンに限られます。
① 生活できないほど給料が安い
手取り10万とかじゃ、ホントやっていけないです。
中には「いや、節約すれば大丈夫」というタフガイもいるようですが、普通に家賃、スマホ代やらでお金は泡と消えていくでしょ。
手取り15万円だって、生活費に使い、貯金をすれば泡のごとくパンッパンッとはじけて消えますよ。
生活できないほど給料が安いなら、十分な転職理由と考えてください。
ぼくは、ほんっとうに貧乏を経験したから、そう言えるんです。
② 仕事内容に比べて給料が安すぎる
朝から晩まで働いても、スズメの涙ていどの給料じゃ転職を考えますわな。
たとえば、1日13時間労働しているのに手取り10万円とかじゃ仕事へのモチベーションだって上がりません。
一方、同じ仕事内容、同じ労働時間なのに、給料が今より高い会社があれば、「うわ、こんな会社あったのかー」ってテンション上がりますよね。
好きな人と両思いだとわかったときぐらいテンション上がる感じ!
で、断然転職したいでしょ?
その考えにひとかけらの間違いもありませんよ。
誰だって、「今よりいい会社」で働きたいんです。
給料が上がるように出世するばいいのか?
給料が安いなら出世してしまえばいいのでは?
もちろん昇進すれば収入は増えます。役職手当がつきますからね。
しかし、今抱えている「給料が安い問題」は根本的に解決するのでしょうか。
そうとは言えない根拠を示しましょう。
出世すれば仕事量増える
当然のことながら、出世すれば仕事量はグッと増えます。
そのために役職手当がありますからね。
そして、部下に自分と同じ苦しみを味あわせることになりかにません。
出世しても仕事量に見合った高収入が期待できるかは疑問です。
本当のあなたは転職市場で年収いくらに値するのか? 適正年収を示すMIDAS(ミイダス)というサービスがあるのでぜひ試してください。
出世するまで現状は変わらない
出世できるまでの期間、今の環境に耐えられるかわかりません。
自分を取り巻く環境に不満があるから転職を考えているのに、いつ昇進できるか確約がないままがむしゃらに仕事を続けられるでしょうか。
また、役職手当は仕事量に見合っただけ支給されるのかも不明でしょう。
だったら、もっと稼げる仕事を探す方がポジティブな行動といえます。
経営者がよっぽど改心しないと難しい
結局は、経営者の考えが変わらないと現状の改善はほぼ無理です。
給料が上がるには、業績がもの凄く良好であるか、または、日本がよっぽど好景気にならない限り期待できません。
なかには、業績の良い会社はあります。業績が良いから給料も高くなります。
一方で、給料が安いのは経営者が従業員のコストカットを重視しているからですし、考えを改めるのは業績が天を突き抜けるほど上昇した時でしょう。
それが現実なのです。
さて、次は給料が安いからを転職理由とした場合、面接でどんな話し方をしたらいいかを元採用担当のリアルな声を告白しますね。
採用担当の立場で言うよ。転職理由は言い回し次第!
面接対策のお話をします。
ぼくが採用担当をしていた頃、やっぱり「前職の給料が足りなかった」という人はたくさんいました。
で、そのことは
言ってもまったく問題ありません。
転職者というのは「給料問題」を抱えている場合がとても多いから。
採用担当も、転職者が以前の会社に不満があったから退職したことぐらい見抜いているんですよね。
その上で、面接の際、どんな人に魅力を感じるのでしょうか。
入社して何をできるか
もっと大事なのは、「なぜウチの会社を選んだのか」「どんな活躍のビジョンを描いているのか」を具体的に説明できるかどうか。
退職理由で「前職の給料が足りなかった」とだけしか説明しない人より
「給料足りなかった」+「選んだ理由」+「活躍のビジョン」もあわせて説明してくれる人の方が通過率は高かったです。
そこまで説明する人を見たとき、「な、なんて素晴らしい人だ」と感動しましたね。
ポジティブな言い回しに変換すれば、印象はグッとよくなるからオススメですよ。
「給料が安いから転職したい」はワガママじゃない。自分のためです
たとえ贅沢しなくても、生活に困らないぐらいのお金は必要。
もし、それが満たされていないなら転職するのは当たり前の結果です。
転職・退職理由でも「給料が安い」は安定の上位ですからね。
実際、社会問題になっている「ワーキングプア」という言葉をご存知でしょうか?
ワーキングプアという実情
フルタイムで働いても年収200万円以下の状況をワーキングプアといいます。
あなたが当てはまらないとしても、仕事量と収入が見合っていない問題は社会用語になるほどはびこっています。
ワーキングプアから抜け出さないと、給料への不満を何十年と抱えなければなりません。
自分の生活を第一に考えよう!
生活できないほど低かったり、仕事量に見合っていないなら、行動するしかありません。
現状をどう変えたいか、しっかりと考えてみてください。
会社よりも、世間体よりも、自分の生活を第一に考えてみてください。
では、このへんで!
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