買い物をするときって、メリットがあるからお金を払いますよね。
損をするのにわざわざお金を出すことはないでしょう。
「お金が余って仕方ない」ぐらい余裕があれば、金持ちの気まぐれでするかもしれませんが(笑)。
途方もない夢物語をグチったところで、朝礼ネタはデメリットの必要性です。
メリットとデメリットは表裏一体。
「月と太陽」「北斗と南斗」ぐらい切っても切り離せないもの。
営業であれば成約率を上げるため、作業・事務でも説得力をあげるための参考になるでしょう。
トークに自信をつけるスピーチしよう。
朝礼ネタ「デメリット」の必要性
デメリットと聞いて良いイメージはないかもしれません。
マイナスイメージですもんね。
「わざわざ伝える必要ある?」と疑問を持つのが当然だと思います。
しかし、メリットだけ聞いて購入したものとデメリットも聞いて購入したものではクレーム発生率は違います。
信頼性も上がります。
説得力につながる»朝礼ネタ説得力
商品説明を聞く時、メリットばかりの都合のいい話ってうさん臭く感じませんか?
「都合のいいことばかり言って」とペテン師に見えてきます(笑)。
「売りたいだけでしょ」と疑います。
かくいうぼくも、昔は「売りたい一心」で都合のいい話ばかりしてました。
顧客は見抜きます。疑います。
デメリットを適切に伝えてもらった例を挙げましょう。
引っ越しをしようと不動産業者と賃貸物件を見て回りました。
ある営業マンは、いい話しかしません。
別の営業マンはデメリットを隠しません。
天井が高い部屋は「エアコン代はかかるでしょうね」
若い人が多いマンションは「たまり場になることもある」など。
実際に生活したら起こるであろうデメリットをきちんと伝えてくれたんですね。
誠実に接しているなという印象を受けました。
デメリットの使い方
デメリットは、どストレートに伝えるだけだと悪印象しか残りません。
伝える順番があります。
- メリット
- デメリット
- もう一度メリット
例えばクレジットカードのリボ払いをすすめていたとします。
「支払いが一定になるので余裕ができます。ただ、ご利用いただくと年間○○%の手数料がございます。しかし、無理のない支払いが可能となるため○○人の方が安心してご利用されています」
デメリットよりメリットの方が大ききことをアピールします。
朝礼ネタ「デメリット」をスピーチ
スピーチタイトルで意外性を強調しましょう。
「デメリットの有効性」など。ギャップを唱えるのです。
スピーチ例
2人の営業マンに会いました。
メリットしか伝えない人とメリット・デメリットの両方を伝える人です。
どちらを信頼できるといったら、デメリットまで伝える人でした。
なぜか?
「誠実さ」を感じたのです。
言いにくいことも隠さず伝えることで、信頼を得ました。
顧客のことを考えているのが分かりますし、こちらもあらがじめデメリットを知ることで、購入後に悔やむことはありません。
メリット・デメリットの両方を伝えることで「誠実さ」「信頼」を得られることに感動しました。
私達も「感動」を与えられるような接客をしましょう。
一言
デメリットの伝え方は順番を守ってください。
最後は良い印象を残すようにメリットで締めるのです。
「終わりよければすべて良し」とはよく言ったものです(笑)。