IPアドレスで住所検索できるか検証。結果がヤバすぎる!


IPアドレス

IPアドレス住所がわかってしまう。こんな噂がありました。

はいどーも、ユキノブ( @MirokuNet)です。

IPアドレスで把握できるのは おおよその接続元です。(おおよその接続元の把握方法は後述します)

つまり〇〇県〇〇市〇〇町〇番〇号という細かな情報までは、一般の人じゃ得ることはできません。

そんな簡単に情報を搾取されたら、個人情報保護法なんて意味ありませんよね。

何かしら警察沙汰になるなどでない限りは住所はわからないんです。

ニュースでハッカーが特定された事件を見たことありませんか?

犯罪捜査によりプロバイダがIPアドレスやログの開示を求められるようなことでなければ住所特定などできません。

にも関わらず住所検索できると噂が広まりました。

なぜ???

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IPアドレスで住所検索できる噂が広まった理由

おおまかに2つの理由があります。

(1)ネット初期時代のワンクリック詐欺

ネットの知識が現在のように普及していない頃、ワンクリック詐欺が流行りました。

詐欺サイトでアクセスしたユーザーのIPアドレスを表示して 「登録が完了しました」とあおり全ての情報をつかまれたと錯覚させます。

ワンクリック

このように表示してお金を騙し取る手法ですが、ネット知識のないユーザーは

自分のIPアドレスが表示された時点ですべての個人情報がばれてしまってとパニックを起こしたのです。

ワンクリック詐欺の手口については「ワンクリック詐欺に冷!スマホ画面消えない時にやってはいけないこと」にて実録があるのでお目通しください。

(2)チャットやSNSでの脅し文句

チャットやSNSで知らない人と会話した。

争いになり相手が脅しのために、「オマエのIPアドレスで住所特定したぞ」と言うわけです。

住所特定

チャットやSNSは匿名で投稿できるからテキトーなことも言えるんですよね

だから、「住所特定したぞ」が脅し文句としてよく使われています。

そして、脅された側は怖くなり「どうしよう…大丈夫かな」と不安になるわけです。

ちなみにこの記事を読んでいる方の中には、脅し文句を言われた方もいるでしょう。

大丈夫、気にする必要はありません。

その理由をお話しますね。

IPアドレスは公開情報なので簡単にわかります

Webサービスで簡単にわかります。

▼「確認君」というサイトであなたのIPアドレスが表示されます。
参考サイト:確認君(外部サイト)

つまり

IPアドレスは公開情報なんです。

住所特定されない

知られたからといって、何も心配することはありません。

サイト運営者やブログ運営者はアクセス解析サービスで訪問したユーザーのIPアドレスを容易にわかります。

誰だってわかるものなんです。

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IPアドレスでおおよその接続元がわかるWebサービス

IPアドレス&所在地検索 IP Geolocation Search
02IP

あくまでおおよその接続元です!

ちなみにIP Geolocation Searchではぼくの接続元は長野県と表示されました。

でも、本当の接続元は福岡です汗。

他にもたくさんIPアドレスから接続元がわかるということをうたっているサイトはあります。

大体共通しているのは「IPアドレスで住所検索」という、本当に全て把握できてしまうような 錯覚させる文言がありますね。

確かにそのようなタイトルだと興味津々になりますが笑

警察がIPアドレス特定した事件

旧来の犯罪予告は、予告対象に手紙や電話を送りつける形態がほとんどだったが、インターネットが普及すると、掲示板サイト、ウィキサイトなどで犯罪予告が書き込まれる事例が増え、逮捕者も続出している。

容疑者は、警察の依頼等でサーバが開示したIPアドレスと、インターネットサービスプロバイダが所有する住所・氏名などの情報から特定される。他人の無線LANからアクセスした書き込みで逮捕されるケースもある。

2000年(平成12年)5月3日に発生した西鉄バスジャック事件では犯人が掲示板サイト2ちゃんねるに犯罪予告ととれる書き込みを行っていた。このことが大きく報道されてからは、誘発されるように、2ちゃんねるに犯罪予告を書き込んで逮捕される人間や、それを実行に移し逮捕される人間が続出した。
出典:ウィキペディア

▼つまり、こんな感じです
情報特定

警察の依頼等でサーバー側が提供したIPアドレスと、インターネットサービスプロバイダが所有する住所・氏名などの情報から特定される。

そうでないと困ります笑。公開情報なのに簡単に住所が知られたらおちおちネット利用できません。

ネットトラブルで住所を特定する法律はある

わかる方法があるとすれば、「プロバイダ責任制限法にもとづき発信者情報開示請求」することですね。

ただし、IPアドレスを元に請求するわけではありません。

ネットで「誹謗中傷された人」などが

プロバイダに請求して
※プロバイダ⇒NTTフレッツ光とかau光とか

相手を特定するのです。

たとえば、プロ野球選手が妻と子どもの誹謗中傷を掲示板に書き込まれたため、プロバイダに請求して相手を特定ました。

そして、損害賠償200万円を請求したことが話題になりました。

実際に特定された情報は

  • 氏名
  • 住所
  • IPアドレス
  • メールアドレス
  • 書き込まれた時間

ここまでやらないと個人情報は伝わりません。

正当な理由があり、法律にもとづくことが前提です。

まとめ

まずIPアドレスだけで正確な住所まではわかりません。

そもそもIPアドレスは公開情報なので、住所がわかるのであれば個人情報の漏洩もはなはだしいことになりますね。

何かしら犯罪行為といった警察沙汰になるのであればログから調べられることはありあますが。

というわけで結論、IPアドレスで住所はわからないということです。

安心してね!


ABOUTこの記事をかいた人

雑記ブロガー。月間18万人に読まれる「働く君に花束を!」運営者。職場で無視されいじめにあったので『対会社、ハラスメント、仕事ネタ』について記事を書くようになりました。 内向型のポジティブヤロウです。

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