朝礼ネタ雑学はマックフライポテトです。
マックフライポテトは食品成分を偽装していないのに「偽装と思われてしまった事件」があります。
この記事では消費者に誤解を与えてしまったため大損害が出た事件をスピーチします
この記事の対象
- 食品を扱う人
- 伝え方に注意喚起したい人
- 意思疎通を高めたい人
マックフライポテトに何が起きたのか
90年代のことです。
マックフライポテトは植物油を使用していることを公表していました。また味付けのために牛肉エキスを使用していることも公表していました。
なので、牛肉エキスを使用してたことは隠していません。
しかし、植物油を大々的に公表していたために、消費者にとっては牛肉エキスは使用していないと認識されていました。
そこで、ある人たちの怒りを買ったのです。
肉類を口にしない人たちとは
怒りを買ったのは、菜食主義者やヒンズー教徒といった思想上、肉類を口にしない人たちです。
とくにヒンズー教では牛を神聖な動物として崇拝しています。これにより、牛を食べることは禁じらているのです。
ところが肉類は使われていないという前提でマックフライポテトを食べていたのだから、当の本人たちは「騙された」という気持ちでしょう。
その結果マックが背負った責任とは
ヒンズー教徒はマクドナルドに訴訟を起こしました。
結果、2002年にマクドナルドはヒンズー教に日本円で約10億円の寄付金をすることで和解したのでした。
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朝礼スピーチ例文
説明したつもりでも伝わってない経験はありませんか?
マクドナルドでも食品成分を公表していたが、消費者に伝わっていないことがありました。
その結果で多大な痛手を負ったのです。
90年代のことです。マックフライポテトは植物油を使用と公表していました。そして牛肉エキスを使って味付けをしていることも公表していました。
しかし牛肉エキスを使っていたことは広くは知られていなかったのです。
そのため、ヒンズー教徒はだまされたという思いをしたのです。
なぜならヒンズー教では牛を神聖な動物として崇拝しています。したがって、牛を食べることは禁じられているのです。
ヒンズー教徒は訴訟を起こします。
結果としてマクドナルドはヒンズー教に約10億円の寄付をすることで和解しました。
隠していたわけではないのだから、マクドナルドに非はないかもしれません。けれども、消費者に伝えきれていないことがマクドナルドの落ち度だったのではないでしょうか。
そして、私たちの仕事もまったく同じことがいえませんか?
こちらが伝わっていると思っていても、相手には伝わっていないことがあります。
結果としてミスが発生する原因となりますよね。マックフライポテト訴訟の二の舞にならないように、相手に伝わっているか確認しながら仕事をしましょう。