朝礼ネタは詐欺についてです。残念ながら、現代において様々な詐欺が存在しています。なぜ騙されてしまうのでしょう。
時代に合わせて新たな種類の詐欺が生まれでます。その都度知識がなく騙されてしまったり、不安をあおって騙されるなど。
騙す側も知恵をしぼってくるので信じ込んでしまうこともあります。でも、そんなことは許されることじゃありません。
個人も会社も標的にされるご時世で、身を守る危機管理の朝礼はいかがでしょうか。
ためになる話-現代の詐欺ってどんなん
オレオレ詐欺
最も話題になったのが、オレオレ詐欺ではないでしょうか。息子のふりをしてお金を騙しとる詐欺です。会社で損害をだして責任を取らないといけない、不倫をして慰謝料を請求されている、事故で示談金が必要など。
言葉たくみに信じ込ませ、子を心配する親の気持ちを利用する詐欺です。
相手にせず、実の子供に連絡しましょう。家族、本人にしかわからない質問で攻めるも良し。
特に電話でお金は全て詐欺です。
▼こんな歌もあるよ。親に教えよう!
親にも紹介しよう。
還付金詐欺
自治体職員などのふりをして払い過ぎた
保険金、年金を返すと伝え、そのためにATMからお金を振り込んでほしいとして騙す手口です。
お金を返してもらうために、お金を払うということです。しかし、お金が返ってくるならと喜び、振り込んでしまう心理をついたものです。
自治体に連絡して確認しましょう。
融資保証詐欺
電話やFAXで「融資します」と連絡してきます。融資希望者は相手に連絡を取ります。「融資するために、保証金いくらを振り込んでください」と指示されますが、振り込んでも融資が受けられず保証金だけを騙し取られてしまいます。
資金繰りに困っている事業主の心理をついた手口です。
このご時世に、融資するなんて切符のいい人は怪しいと思いましょう。
フィッシング詐欺
クレジット会社、銀行等の金融機関等のふりをして、メールを送ってきます。
▼フィッシング詐欺メール
(画像:ゆうちょ銀行)
偽サイトへ誘導し、システムを変更したのでID、パスワードを再度入力してほしいなどとあおってきます。
個人情報、ID、パスワードを入力すると不正に情報をさく取され悪用されます。
ワンクリック詐欺
サイトを見ようとクリックすると勝手に「登録ありがとうございます」と表示されお金を要求する手口です。
解除するにもお金を要求してきます。成人向けサイトなど、人に相談するのに気が引ける内容でよく見られます。
▼こんな感じでお金を要求されます。
しかも、ページが閉じられないように細工がしてあります。こんな時はあわてないで、そのまま電源を切りましょう。
一切無視していいです。
今後、成人向けサイトは控えましょう。
ワンクリック詐欺について実話があります。ワンクリック詐欺に冷!スマホ画面消えない時にやってはいけないことで冷やっとした体験を記事にしているので読んでみよう。
オークション、チケット詐欺
オークションサイト、SNSなんかでよくありますね。商品を送る前にお金を振り込むよう指示してきます。お金を振り込むが、商品は送ってこない手口です。
これは個人間の売買でよくありますが、他にもモール(楽天やヤフーショッピング)に入っていない独立店舗型のネットショップでもよくあります。
相手の名前、口座番号をネットで検索するのもいいでしょう。
寸借詐欺
「財布を落とした」など言って「電車賃を貸してほしい」と小銭を要求する詐欺です。駅付近で多発ですが、街中でも発生しています。
「少額だし、まあいいか」「困っているようだしな」と思ってお金を貸しても、相手から聞いた連絡先は嘘だった! 人の善意につけ込む悪質な手口。寸借詐欺に万全対策だ! 知ればこれから安心だぞ!の記事あるので参考にしよう。
詐欺に遭ったらどうする
警察に相談することです。ただ、警察がすぐに被害届を受理してくれるとは限りません。本当に商品が届かないのか相手に確認してくれと言うケースもあります。
山ほどある詐欺案件を全て受理せず、相談で終わるケースもたくさんあります。被害者としてはなっとくできませんよね。
そこで、金融機関に相談して詐欺口座の凍結及び被害回復分配金申請制度があります。
たとえば、ゆうちょ銀行だとコールセンターに電話して、詐欺に遭ったと話すと口座凍結依頼を案内してくれます。また、被害回復金についても申請書を郵送してくれます。
相談できる機関は、たくさんあるので泣き寝入りせず少しでも取り戻したいですね。
預金保険機構で詐欺口座が凍結されているか確認できる
預金保険機構のHPで詐欺口座の口座番号を入力すると、凍結されているか確認できます。
気になる人は試してみては?
朝礼ネタスピーチ
現代ならではの詐欺が横行しています。ネットを使った詐欺、電話の詐欺。新たな手口に対応するには、受け手はいつも後手に回ってしまいます。
情報収集して防御策を立てましょう。情報こそが身を守り、先行きさえも予測できます。そのためには、常にアンテナを張ればいいと思います。
そんなクセをつければ、詐欺予防だけでなく仕事にもつながるでしょう。
一言
次々に新たな詐欺が出現しますが、そんな労力を真面目に使ってほしいもんですね。
今回の記事で詐欺への注意喚起を周りにもしてみては。