つい先日のことです。夜中の2時30頃の出来事。不法侵入されかけました。
ミロクネット( @MirokuNet)です。
怖かった、怖かったです゚。・゚ヾ(゚`ェ´゚)ノ。゚・。
ぼくはマンションに住んでいるのですが、経由は月曜日の午前2時30分頃、お布団を敷いて寝る準備万端でTVを見ていたのですが、突然玄関のドアノブをガチャガチャと回しドアを開けようする音が!カギをかけていたのでドアが開かれることは防げました。
そして女性の話し声が! 「だめだよー!先にピンポンって鳴らさないと。」とのこと。完全に不法侵入しようと前提のセリフ。なんというふてぶてしいセリフ!!しかし怒りが湧きおこることよりも、まずは恐怖心が優先しました。
その後、2人らしき足音が奥の部屋番号の方へ進んでいき鍵を開ける音がして部屋え入っていくまでの音が聞こえました。不法侵入犯は同じマンションの同じ階に住んでいる女性のようだと憶測がつきました。
怖がりなぼくですが外に出てその部屋の近くにいくとやはり先ほどの話し声と同じ声が!
なにやらすごい酔っぱらっている感じでした。泥酔状態のようだったので後日管理会社に相談し対応してもらいましたが、もしこれが「空き巣」、「窃盗」や最悪の場合「強盗」目的だったらどうなっていたことか!
何かあってからじゃ遅い不法侵入対策を特集します。
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不法侵入の定義から
まずはここからですね。何をされたら不法侵入なのでしょう。
不法侵入とは正式には刑法にあたります。
住居侵入罪は、正当な理由がないのに、人の住居など(人の住居若しくは人が看守する邸宅、建造物、廃墟や若しくは艦船)に侵入した場合に成立する。法定刑は3年以下の懲役または10万円以下の罰金である。未遂も処罰される。
出典:ウィキペディア
正当な理由がなく、他人の土地・住居・建造物などに侵入すること。
このように定義があります。逆に言えば「正当な理由」があれば不法侵入にならないと解釈できるものです。おいおい、「正当な理由」って一体何だよ?
そうですね。そこをはっきりさせないと腑に落ちませんぞ!ではでは、はっきりさせようではありませんか。「正当な理由」としては「目的」がなくてはなりません。例えば訪問販売のセールスマンがやって来ました。敷地内に入り玄関のチャイムをならしたとします。セールスマンは営業行為をするために敷地内に入っているのですから「正当な理由」にあたります。
しかし断っても立ち去らずしつこく居座るようであれば「正当な理由」がら外れます。ここがミソなのです。この場合は「不退去罪」となります。
「不退去罪」が成立する。というわけです。刑法では同じ所に書かれています(刑法130条)。前半が住居侵入罪、後半が不退去罪について書かれています。(参照:Yahoo知恵袋)
ポイントである「正当な理由」ですが、もちろん犯罪行為を目的とするのであれば当てはまりません。
不法侵入の定義について腑に落ちてもらえたでしょうかd(>_・ )グッ!
不法侵入の件数
侵入犯罪件数としての不法侵入の数を挙げます。
平成21年中の侵入犯罪件数は、全国で174,243件(平成22年5月公表「平成21年の犯罪情勢(警察庁)」による)。大半が東京などの大都市だろうと思うかもしれませんが、東京都で約10,000件ほどと意外と少ない数字です。つまり、都会だけではなく地方でも侵入犯罪に遭う危険性があるので、常に用心しておきましょう。
ちなみに、侵入犯罪の発生を人口で計算すると、人口746人当たり1件。地方の田舎とはいえども、いかに危ないかが分かりますね。時間なら3分に1件、日本のどこかで侵入犯罪が起こっているのです。
出典:ホームセキュリティを検討中のあなたへ – 警備保障でガッチリ防犯
全国で174,243件
なんてことでしょう。日本の安全神話はまさに遠い遠い神話の話。もはや現代日本は危険と隣り合わせとも言えます。今の私達に必要なのは自分の身は自分で守るという危機意識を持つことですね。
恥ずかしながらぼくは今回のことで初めて危機管理というものを強く意識しました。
不法侵入の事例
離婚した元配偶者の住む家へ勝手に上がり込み元配偶者を連れ出そうとした例があります。あげく、止めに入った人を振り払い骨折までさせた事例。この場合不法侵入及び傷害罪となります。参考:弁護士ドットコム
再三の注意を無視した私有地内への自動車の無断駐車。この場合「建造物侵入罪」の成立を認めた裁判例があります。参考:弁護士ドットコム
上記の不法侵入の事例もやはり「正当な理由」に当てはまりませんね。勝手に家に上げり込み元配偶者を連れ出そうとするのはやっている本人も犯罪行為ということは認識があるかもしれません。
私有地や土地の権利を有している場所への無断駐車はそれが迷惑行為だとわかっているのに繰り返すような悪質な行為です。
わかっていてやるのとわからずにやってしまう。複雑かもしれませんが「正当な理由」がやはり決定権を握るように感じます。
ただ、空き巣・強盗目的など凶悪な犯罪行為は即刑法の適用だと法律の専門家でない素人でもわかります。こういったことはみなさんTVなどメディアでよくご存じだと思いますので割愛します。
対策法を考える
後悔が先に立たないよう不法侵入対策を立てましょう。空き巣などといった勝手に家の中まで侵入しようとする行為についての対策ほうです。
その前にまずはどのような侵入方法があるのでしょう。
「玄関からの侵入」
- ピッキング
- サムターン回し
- バールでのこじ開け
1:ピッキング
ピッキングというのは玄関のカギ穴に特殊な器具を差し込み鍵の開くという手口です。以前とても話題になりTVでも頻繁に取り上げられていましたので、ご存知の方も多いと思います。
ピッキング対策は、耐ピッキングシリンダー錠(鍵穴部分のこと)に交換するのが主流です。そのうえで、鍵を2つ以上つけましょう。すると、鍵を開けるために必要な時間がグンと伸びますので、空き巣や強盗が諦める確率もグンと上がります。
賃貸アパートや賃貸マンションにお住まいなら、大家さんにお願いして鍵穴を変更・増設することになります。しかし、費用は自分持ちで、退去(退室)するときも原状復帰の費用を負担しなければならないことが多いようです。
出典:ホームセキュリティを検討中のあなたへ – 警備保障でガッチリ防犯
2:サムターン回し
サムターン回しとは玄関の内側にあるツマミのついた鍵のことです。
こういうの↓
ドアの外側から内側のサムターンを直接回して鍵を開ける方法です。空き巣はドアののぞき穴からサムターンを回します。
3:バールでのこじ開け
バールでのこじ開けという破壊しての方法があります。これは力技で鍵の対策をしていても無理やりに入ってきます。
対策は「デジタルロックキー」。パスワードを設定して施錠・解錠するもので、何度も間違えたり強い衝撃などを感知すると強力な鉄の棒でドアをガッチリ守ります。
もちろん、完璧に防犯できるわけではありませんが、侵入までの時間稼ぎとして十分役立ちます。侵入盗の70%は解錠に5分以上かかると諦め、10分以上で90%が断念するとされているので、10分以内に侵入するのは至難の業。
出典:ホームセキュリティを検討中のあなたへ – 警備保障でガッチリ防犯
「ガラス窓からの侵入」
先日のぼくの不法侵入未遂事件は玄関からでした。しかし、空き巣や強盗はガラス窓からでも狙っています。
空き巣被害でカラス窓からの侵入は以下のようになっています。
戸建住宅:58.7%
集合住宅:45.7%
(警視庁調べ)
ガラス窓からの侵入方法は「ガラス破り」という手口です。名前のままですが
扉や窓のガラスの一部を割り、工具や手を入れることによって内側から鍵のつまみを回してしまう方法です。
出典:絶対に知っておくべき!プロが教える空き巣の手口と防犯対策 《出張費無料》全国鍵開け交換センター
火であぶって割れやすくしたりドライバーでひびを入れてからガラスを叩いて破ったりと様々な方法があります。
何かあってからじゃ遅いと思う方は備えを万端にしておくことをおすすめします。
不法侵入犯!?空き巣の恰好
ぼくの勝手な思い込みですが、漫画やアニメのように全身真っ黒の黒ずくめの男というイメージがありました。理由は名探偵コナン君の影響です。ホントに恥ずかしい限りですΣ(*ノ´>ω<。`)ノ アチャー
しかし実際は
- スーツ姿
- 作業着
- 普段着
どれも町や住宅街に自然と溶け込む服装ですね。
スーツ姿は訪問販売員・会社員を装うのです。何時間もうろうろしてたり、工事現場などないのに作業着などは注意したほうがよいかもしれません。
まとめ
色々と手口が多様化しており対策を絞りきるのは難しいかもしれません。いくつもある選択肢から最も自分の家のウィークポイントから補強していってはいかがでしょうか。
玄関ドアとガラス窓はセットで対策をしておくべきところです。なっとくのいく対策を練りましょう。