「座りっぱなし」からくる悪影響とは
太る!太る!
太っている人は、やせている人に比べて1日に2時間半長く座っているとのこと。また、現在のアメリカ人の3人に1人は肥満ですが、1980年から2000年の間で運動頻度は変わっていないのに座っている時間は8%長くなり、その結果肥満は倍増しました。なぜなら、座っているときはほとんどエネルギーを消費しないからです。出典:GIGAZINE
座りっぱなしで体を動かさなければ筋肉は鍛えられませんし、カロリーの消費も著しく低下します。どんどん筋力低下していき、「脂肪」ばかりが蓄積していくということです。
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死亡率アップ
1日に6時間座っていると死のリスクが40%増大する。1日に6時間座る生活を続けていると、たとえ日常的に運動をしていたとしても1日に3時間しか座らない生活の人に比べて15年以内に死ぬ確率が40%増えるとのこと。研究によると、このリスクを回避する方法はただ一つしかなく、それは「座る時間を減らす」ことだそうです。出典:GIGAZINE
心臓や肺などの循環器疾病などに影響があるようです。体に悪いとわかっていても生活がありますので、簡単に座りっぱなしではない仕事に転職というわけにもいきません。座る時間を減らす方法として「スタンディングデスク」という選択肢もあります。
糖尿病発症率アップ
座位を長時間とり続ける生活は、運動習慣がある人においても糖尿病や心疾患、死亡のリスクを増大させることが、英ランチェスター大学糖尿病研究グループ研究フェローEmma Wilmot氏らによるメタ解析研究で明らかになった。
「単に座っている時間を制限するだけでも、糖尿病や心疾患、死亡のリスクを減らせるかもしれない。特に糖尿病については、座位の時間と最も整合性のある関連が認められた。肥満者や南アジア系民族、糖尿病の家族歴がある人など、糖尿病リスクの高い人では座位時間を制限することで将来の糖尿病リスクを減らせる可能性があるというメッセージになる」と述べている。
「Diabetologia」10月14日号に掲載された報告によると、計79万4,000例以上を対象とする18の研究を解析した結果、1日のうち座位をとる時間が最も長い群では、最も短い群に比べて、糖尿病や心疾患の発症、死亡リスクが約2倍高くなっていた。出典:ヘルスデ―ジャパン
ガンのリスクアップ
スエーデンの研究結果によると、1日中座りっぱなしのだとガンでの死亡率が9%アップするとのことです。
改善法
コンスタントに運動し、体の筋肉を動かし鍛える習慣をつけることです。つまり「筋力」を上げることです。ただ、仕事が忙しくてなかなか時間がとれない現代のビジネスマンは生活の中にちょっと工夫を入れるだけで簡単にできます。歩くだけでもかなり違います!
エレベーターやエスカレーターは使わず階段で登る。近くに買い物に行くときも自転車・自動車は使わずに歩いていくなど、ちょっとした日常の行動を変えるだけでも効果あります。
まとめ
悪影響
- 太る!太る!
- 死亡率アップ
- 糖尿病発症率アップ
- ガンのリスクアップ
改善法
- 体の筋肉を動かし鍛える習慣をつける
- 日頃から階段を使う
- 歩く!歩く!