人の善意につけ込んで少額の現金を騙し取ることを「寸借詐欺(すんしゃくさぎ)」といいます。怖え!
どうも、ユキノブ( @MirokuNet)です。
やり口は「財布を落としてしまったので、帰りの電車賃1,000円を貸してほしい」と困っているふりをして助けを求めてきます。
優しい人は人助けと思ってしまうんですが、小銭を騙し取る詐欺行為です。
実は結構いるんですね。寸借詐欺に遭った人や遭いそうになった人って。ぼくもですけど。
中には撃退する人もいるけど、やっぱり予備知識は必要。
駅だけでなく街なかでも、もはや場所を選ばない「寸借詐欺」の対策について記事です。
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主に寸借詐欺が想定される場所とは?
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駅やバス停など交通機関付近が多い。やはり帰り賃がなくて困ってるという「緊急性」を感じさせるからでしょう。ただ、駅やバス停に限らず街中や住宅街などでも行われています。
- 駅やバス停など交通機関付近
- 街なかや住宅街なども
立派な身なりをした人が助けを求めてきたら、「お金を貸しても返してくれるだろう」と思いますからね。
でも、信じちゃだめ!
いきなりお金貸してくれなんて、普通、絶対悪いヤツでしょ。
なぜ騙されるの?
これが厄介なことに「困っている人をほっとけない」という良心なんですよね。いい人ほど騙されてしまうのか悔しいことです。
騙す側もいい人の心理を読み通しています。
- 少額だからいいかという心理
- 駅やバス停などでは、こちらも急いでるからという心理
- 相手がきちんと連絡先を伝えてきたので安心だという心理
人助けをして騙されるなんてたまったもんじゃありません。気をつけないと思うツボです。
教えられた連絡先は存在しない
電話しても他人だったり、存在しない番号だったり、つながらなかったり、勤め先なども真っ赤なウソ。こうなると警察ですよね。
では警察に相談するとお金は返ってくるのでしょうか。
警察はすぐに捜査して捕まえてくれるの?
「詐欺罪」が成立するには、「相手にだまそうという意思があった」ことが必要です。詐欺だという確証はないから被害届けは受理をせずに相談として受け取るケースもあります。お金も返ってこない可能性が非常に高いようです。
寸借詐欺に遭いそうになりました笑
ぼくも寸借詐欺に遭遇しました。詳しく言えば「絶対詐欺やろっ!」とすぐにわかったんです。
福岡市天神の公園で座っていたときのこと。
50代ぐらいのおばさんが「財布落としてしまって…バス代がないので100円貸してくれませんか?」ときました。
身なりは普通。ただ、話し方が異常に早口でヤバイ人の雰囲気100%放出中です。
しかもバス代100円って、超絶寸借詐欺のパターンですよ。
「すみません、お金ないです。警察に行ってください」と言いました。
すると、おばさんは
「ケチッ、この馬鹿が!!!」
捨てゼリフを吐いて走り去っていきました。うわ~、マジか~…。
しばらく状況が飲み込めず呆然としました。お金出さなくて良かった笑。
寸借詐欺の対策だ! 騙されず撃退しよう!
人を見たら泥棒と思え。残念だけどそう考えざるを得ないでしょう。
寸借詐欺対策は
- その場で相手の身元確認。免許証や勤務先・電話番号をかける。(ただし、免許証は本物?電話はその場ではでたけど後日つながらないことも十分ありえる。)
- であれば、もっとも安心なのは警察署や近くの交番へ案内する。
「交番を案内する」と言うとスタコラサッサと消えていったケースもあります。
犯人側も疑われていると去っていくようですね。そもそも初対面の人がお金を貸してなんて非常識きわまりない。
交番を案内しましょう。
まとめ
今回は実際にあった話をご紹介しました。残念なことに昔からある詐欺でして、おもてにでない被害者もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。善意が仇となるのは悔しいですが、あらかじめ対策を立てて備えておいた方がいいですね。
「人を見たら泥棒と思え」
よく言ったものです。怪しいなとおもったらすぐにお金を差し出すのではなく
警察署や近くの交番を案内したほうが安心、安全!
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