朝礼ネタ トランプ大統領の暴言です。
色んな意味で注目されていますねー。もうトランプ劇場といえるでしょう。
メディアも面白がって取り上げているのがわかります。今度は何を言っただのNHKニュースも放送。
世界が注目の暴言。でも、支持された。
そんな魅力と暴言にフォーカスして朝礼ネタにまとめました。
朝礼ネタ トランプ大統領になるまでの暴言まとめ
すべてのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否すべきだ
この発言は代表格ではないでしょうか。与野党から非難の嵐を生みました。
テロ組織を視野に入れたんでしょうが、今後アメリカでは宗教の自由も認めないと受けとられかねません。
「入国を拒否すべきだ」という言葉に既存の教徒への意図は触れられてないです。
でも「宗教」という、日本でいえば政教分離の観点に突っ込んだ暴言はインパクト強すぎでした。
アメリカから守られている日本は在日米軍の駐留経費を全額負担すべきだ。応じなければ撤退する。核武装もする。
メディアで話題になりましたねー。日本が恐ろしい額を負担していること、大統領選に出馬したならおそらく知っていたんじゃないでしょうか。
あえて、過激発言しているんでしょう。
では、日本が在日米軍に対して負担している「思いやり予算」について。
日本政府が支出する在日米軍関係経費は2016年度で約7600億円。
1970年代以降、労務費や福利厚生費、光熱費など、日米地位協定上は米側が負担すべき経費も「思いやり予算」として支出している。
引用:日本経済新聞
7,600億円!
途方もない金額です。周辺国の脅威があるのはわかります。だから在日米軍も必要なのかもしれないとぼくは考えています。
でも、思いやりすぎじゃないですか。
私が大統領になれば強いアメリカを取り戻してやる
暴言というほどじゃないですが、この発言を挙げてみました。とらえようによっては、歴代大統領が不甲斐ないと言いたげに見えたものですから。
トランプ氏が考える「強いアメリカ」とは何でしょう。
移民・難民の働き口を優先することにで、既存のアメリカ人が職に就けない問題もあります。
他国の追随を許さない「世界のリーダー」のポジションを確固たるものにしたい意思が感じられます。
そして、この発言でアメリカ人は歓声を上げました。
自国優先主義を堂々と口にした度胸はすごいです。日本には、いないタイプの政治家。
もし日本の首相が、この発言をしたら「軍国主義に戻るつもりか」と周辺諸国から追及されるでしょうね。
それを恐れる日本の政治家は穏健派だなー。
移民なんかクソ食らえ
トランプ氏は移民に対して強い態度をとります。「クソ食らえ」は品がありませんが、アメリカ国民の労働問題を代弁する意図があるように感じられます。
暴言は演技だといわれますが、国民のくすぶっている不満を過激な発言により人気を得ようとしているのでしょう。
共和党グラハム議員に対して「バカ」「間抜け」と呼び携帯電話番号を暴露
大統領選の演説の際、同じ共和党のライバル候補であるグラハム上院議員の携帯電話番号を暴露。そもそも犬猿の仲だったので、攻撃は加速。
番号暴露されたため、グラハム議員の携帯電話は使えない状態に。
これは演出なのか、性根の問題なのか…。いずれにせよ、電話番号は個人情報です。
不当な扱いを受けたらやり返せ。やり返すことは「目には目を」ではない。単なる「フェア」だ。ためらわず反撃しよう
アメリカ国内だけじゃなくて、国外にも牽制するための発言とみられます。テロ組織や経済、軍事などの競合国へプレッシャーをかける意味でしょうね。
これも「強いアメリカ」を意識してのこと。
メキシコとの国境に壁を作る。費用はメキシコに払わせる
メキシコから流れてくる人たちの犯罪が問題になっています。犯罪が多発していることを軽視できない状況です。
これ以上、メキシコから人が流れてきてはアメリカの労働、治安問題が悪化するという思いと、国民が持っている不満をリンクさせて発言したのでしょう。
実際に壁なんて作れないでしょうが「費用はメキシコに払わせる」の発言、日本に在日米軍の駐留経費を全額負担させるに似ています。
とりあえず、お金は払わない主義だとわかります。
参考までに
▼トランプツイッター
Tweets by realDonaldTrump
朝礼ネタにも雑談ネタにもなる、トランプ氏の過去を探る
メキシコ擁護だった
暴言連発のトランプ氏。過去の発言と大統領選時の発言は紐付いているのでしょうか。
2000年の大統領選に出馬したパット・ブキャナン氏が「メキシコ系を追い出せ」と主張していました。
これに仕事を失った白人系の低所得者層は支持をします。
しかしトランプ氏は「そんなことを言えばメキシコ系の支持を失う」と発言。
え、2016年の大統領選の際、メキシコ人を叩きまくっていましたけどね。
当時は今ほど問題化していなかったのでしょうか。ただ、パット・ブキャナン氏の人気獲得術をトランプ氏は継承。
メキシコをバッシバシに叩きました。そうして白人層の支持を獲得したのは間違いないです。
家族団結を見せつけ親近感アピールが上手い
結婚3回、離婚2回、子ども5人。孫は2017年1月現在で8人。
女性蔑視キャラのイメージありますが、美人の娘さんを演説に連れ出し応援させました。
セレブ一家の絢爛豪華さにアメリカのみならず、日本まで釘付けでしたね。
美人な娘さんが一生懸命父親を応援する姿に盛り上がりました。話題性十分です。
他人を攻撃するタイプ
テレビでコメンテーターが、トランプ氏は
敵か味方かで人を判断する
と納得いく発言をしていました。自分を批判した人は「敵」とみなす。公で自分を批判すれば即言い返します。特にツイッター上での反応が早いですね。
目立つのはセレブが批判してきた時の対応。けなしてけなして真っ向勝負にでる。身近にそんな人がいたら関わりたくないです。
でも、どうしても攻撃的な人も存在するのが事実。
自分を守る技術は人生に必要でしょう。
朝礼スピーチのコツ
暴言だけ挙げても朝礼スピーチには使えないので、ためになることを伝えましょう。
実は、選挙に出馬する前から暴言王でした。それをアメリカ国民は知っています。だから「またか」くらいです。
しかも、成功者なので大目にみられます。リーダーとしての資質は認められているんですね。
また支持層の不満を理解しています。
それを「言葉」にして心をわしづかみです。
過激だったとしても「言いたいことを言ってくれた」頼もしさに好意を抱く。
つまり
代弁者です。
二点を強調します。
- 不満を理解してやる
- 代弁してやる
これだけで、嬉しくなるのは人間の共通心理でしょう。人の心をわしづかみにする天才なのかもしれません。
ビジネスマンも顧客の不満を理解して、代弁してあげることで「顧客のニーズ」を浮き彫りにしてはいかがでしょう。
朝礼まとめ
2017年1月20日に就任式を迎え、トランプ大統領スタート。
ビジネスマンとしの手腕と政治家としての手腕。発揮できるでしょうか。
暴言は演技とも言われています。強烈なキャラがどう立ち振る舞うか注目です。
強烈キャラを面白く上手に朝礼ネタに使ってください。