よくつまづくことがある。そんな悩みをお持ちではありませんか。
普通に歩いてるだけなのに、何もないところでつまづくという若い人が増えています。
話しながら歩いてて「おっとっと」、前を向いて歩いているのに「おっとっと」って。
うーん、おかしい。なぜ転ばないように気をつけて歩いてるのに、よくつまづくんだろう? 「前はこんなことなかったのになあ」と頭を抱えてしまいます。
今回はその原因と対策を探っていきます。
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目次
何もないところでつまづく原因はオフィスワークによる運動不足?

病気でない限りは「足の筋肉の衰え」が考えられます。
特に現代人は運動不足。
仕事上一日中座りっぱなしということもあるし、運動しなきゃなと思いながらも、疲れていて「気力・体力・時間も残ってないよ」ってところがホンネです。
明日の仕事に備えて早く休もうとしますが、その分、足を上げる太ももの前側の筋肉・柔軟性・お尻の筋肉など衰えが進行。
放っておくと筋肉は衰えていくだけなんです。
何もないところでつまづくのを改善したい。でも、仕事が忙しくてできない。しょうがないじゃない…。
仕事が忙しくてに関連して「ストレスで胃痛! 足つぼマッサージを始めてみたら…」がおすすめ。
よくつまづく原因は視力の低下?

年齢を重ねれば視力が低下していくのは自然現象です。
ただ、現代ではパソコン・スマートフォンが普及して視力の低下は加速しています。
そこで、ちょっとした段差に気づかないとか障害物との距離を測りそこねるとか。
つまり「よく見えないこと」以外に「空間把握能力」が衰える現象ということです。
視力が低下した場合はメガネで補正する方法があるんですが、空間把握についてはトレーニング方法があるのでトレーニング編にて紹介します。
何もないところでつまづく原因 病気?
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可能性が高のは脳血管障害です。
脳梗塞・脳出血などを指し、しびれ、ろれつが回らない、めまい、頭痛などの症状がみられます。
そして、つまづく症状も。
一時的な症状で治ったと思い込んで、深刻化することもあります。
急に悪化して障害が残ることも十分にあります。
軽く考えないで、少しでも兆候がみられたらすぐに病院で診てもらったほうが絶対いいです。
つまづくことから大変なことに
しかし、しょうがないと思っていても年と共にどんどん足の筋肉は衰えていきます。
弱っていけばその分「転倒による大けが」につながりかねません。
つまづくことで、最悪の場合「命を落とす」こともあります。
年間7000人を上回る人が転倒により命を落としています。死者数はいまや交通事故を上回っているんです。
「よくつまづく」を防止しよう。筋トレ対策編
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足腰を鍛える。弱っている場合は鍛えましょう。
筋肉は年齢がいくつになってもつきます。
まずは、痛めたり怪我をしないよいうに十分にストレッチ。
股関節周りや太もも・ふくらはぎ・アキレス健など全体的にゆっくり時間をかけて行います。
さぁ、準備ができたらトレーニング開始です。
足上げ運動
いわゆるもも上げともいわれます。
一般的なやり方は、背すじをまっすぐして立つ、その場で足踏みや歩く感じで、腕を振りながらゆっくりと膝を腰と水平に交互に上げます(膝は90度の直角)。
太もも前側にある付け根の筋肉を意識して30秒交互に。
2、3日すると、歩くときに足を持ち上げる力が強くなったと実感できるでしょう。
さらに効果的な方法も紹介。
壁つきもも上げというトレーニングです。壁を前にして手をつく。膝を腰まで上げる。そこから膝を上に上げる。

- 背すじをまっすぐして立つ
- その場で歩く感じで腕を振りながらゆっくり膝を腰と水平に交互に上げる
- 太もも前側にある付け根の筋肉を意識して30秒交互に
詳しくはこちらの記事で↓
スクワット
無理にアスリートのようなハードトレーニングは、必要ありません。ハーフスクワットを20回程度。
慣れてきたら10回×3セットと、徐々に増やしていきましょう。
但し、ゆっくりと反動をつけないことがポイントです。
これらは足を上げるという一連の動作にとても有効ですので、是非2週間は続けてください。足腰の変化を実感できるでしょう。
おすすめ! つま先上げ運動
これはとても効果的です。
つまづくのは、歩いていて「後ろ足を前に持ってくる時」につま先が地面にこすれませんか。
つま先を持ち上げる力、すね前面筋肉の低下からくるものです。
なので、つま先を持ち上げる筋肉を鍛えます。筆者は、これが一番つまづくのを防止してくれたと感じています。

- 壁と向かい合い真っすぐ立つ
- 壁に手をつける
- かかとを床につけたまま、つま先だけを上げる
- 左右各10回の計20回
一週間くらい継続して行い筋肉少し付いてきたと感じられたら、2、3日おきに切り替えても大丈夫です。
筋肉が衰えないことを意識しましょう。
「何もないところでつまづく」を視力強化で防止しよう。スポーツ速読トレーニング編

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筋トレ以外にも重要視する部位があるんです。それが視力です。
単に視力を1,0にしようというわけじゃありません。
もちろん、よく見えるにこしたことはないんですが。
ただ、トレーニングするのは
空間把握力、危険物認識力、情報処理能力です。
そこでおすすめなのが、スポーツ速読トレーニングです。
速読とは単にものすごい速さで読書するだけではないんです。
TVで天才キッズが速読したら映像が見えたというコーナーがありましたけど、今回それは置いときます。
意識するべきは「目の筋肉を鍛える」こと。
かんたんなやり方は、
- 本を1分間集中で高速で読む。この時、文章をブロック化してもよい
- 壁の前に立ち左右上下の四隅を順番に見る
- 目のはしに、ひとさし指を立て左右を交互に見る。上下にも同じく交互に見る
どれも各1分程度からでいいのでやってみると効果を実感して頂けるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。よくつまづくとお悩みの方はぜひ試してほしい対策でした。トレーニング次第で解消できますから。ではおさらい。
- つまづく原因は足の筋力低下
- 大怪我や最悪の場合命を落とすことも
- 足上げ運動やスクワットなどの対策をしよう
読んでくれてありがとうございました。